明日からの資産防衛方法 | 格言「卵を1つの籠に盛らない」に学ぶ

たまご

 

「自分の資産は自分で守る必要がある」とはいうものの、一体どんな方法で・何を使って、自分の資産を防衛していけばいいのでしょうか?

イメージがつかない方が、少なくないはずです。

 

そこで今回のコラムは、「どうやって自分の資産を防衛していくのか? 何を使って防衛していくのか?」について、解説しています。

資産防衛の必要性や心構えについても知りたい方は、以下のコラムから順にお読みください!

資産を守る3つの心得 | 富裕層や資産家から学ぶお金との付き合い方

資産防衛方法の基本は「卵を1つの籠に盛らない」

資産防衛

投資の世界の格言の1つに、「卵を1つの籠(カゴ)に盛るな」という言葉があります。

1つの籠に卵をぜんぶ入れていると、その籠を落としてしまった時、すべての卵が割れてしまいます。

 

ただし、少々面倒でも3つ4つの籠を準備して、卵を分けて入れるとします。

もしそのうち1つの籠を落として、そのなかの卵がすべて割れたとしても、他の籠の中身は無事です。

 

割れたたまご
・20個の卵を1つの籠に入れて落とす
20個すべての卵が割れる

・20個の卵を4つの籠に5つずつ入れて、1つの籠を落とす
5個割れるが、残り15個の卵は割れない

ものすごく簡単で、言うまでもないような理屈にも思えますが、お金の問題に置き換えられている人はまだ少ないようです。

“分けて増やす”ことが重要なのではなく、ともかく“分ける”ことが資産防衛の最大のポイントであり、最も手堅い方法なのです。

資産防衛視点でメリットがある“5種類の資産”とは?

  1. 国債
  2. 米ドルなどの外貨
  3. 不動産
  4. 金(ゴールド)
  5. アンティークコイン

これらは「資産防衛に効果があるか?」という考察がされるとき、よく話題にのぼる資産の種類です。

以下では、それぞれの資産の種類の強みを、防衛視点で簡単に説明します。

【1】国債

国債

今や「安全資産」と呼ぶことに意義を唱える人が在るものの、それでも発行体が国なので、株式などと比較すれば安定している資産が国債です。

すぐに換金できないデメリットがあるものの、定期預金よりはわずかに金利が高く、いち企業の倒産から資産を防衛することができます。

 

ただし、国にも倒産のようなものはあります。(国債を安全資産と呼びたがらない人がいるのは、そのためです)

企業の倒産リスクほどに警戒する必要はありませんが、国家の信用がゼロになる(=国債の価値が無くなる)想定は、常に頭の片隅に入れておくべきでしょう。

 

国家の信用がゼロになる自体を見越し、資産を防衛する手段の1つが、後述する外貨です。

【2】米ドルなどの外貨

資産防衛意識の高い投資家は、資産を「円」で持つことにこだわりません。

日本の企業の倒産、あるいは日本の経済危機から資産を守るために、外貨に資産を振り分け、外貨でその資産を運用する人が結構多いのです。

 

外貨のなかでも人気が高いのは、米ドルです。

流通量が多く投資先の商品の選択肢も多いこと、利便性が高いことなどが、その理由として挙げられています。

 

また単純に、米国経済の成長に期待して、防衛意識と同じくらいに先行投資意識が高い人も、米ドルを選んでいるのかもしれません。

【3】不動産

不動産

不動産は比較的価格の変動が少なく、簡単に壊れたり奪われたりしない点で、防衛に適した資産です。

相続税を圧縮でき、普通の貯金でかかってしまうお金を減らせるという意味でも、資産を守れています。

流動性が高いことはないですが、常に需要が高い都心部の物件など、条件によっては売却しやすいです。

 

さらに、資産防衛で資産を増やすことは目的になりませんが、長期間投資用不動産の堅実な運用を続ければ、家賃収入というリターンが得られます。

資産が不動産の形で守られているうえで、プラスアルファで現金の形で資産が増やせるのは、大きな強みでしょう。

 

ただ、いくら不動産でも、大災害で資産としての価値を失う(=倒壊など)可能性がゼロではないことに注意。

長期間不動産を運用しつづける労力も、それなりにかかります。

不動産の分散投資はどう効果的? | リスクヘッジの基礎知識

【4】金(ゴールド)

昔から大恐慌や戦争が起こるたび、金の資産価値が高く評価されてきました。

例えば戦時下、資産を持って逃げられない人は、溶かした金を歯に被せて逃げた場合があったのです。

 

金が資産防衛面で優れているのは、物質として強固であり燃えないため、多くの国で貴重品扱いされている(=金そのものに価値がある)ためです。

金が利息を生まないのにも関わらず、投資家からの人気が高いのは、防衛面でのメリットの多さゆえでしょう。

 

「実物資産」とは?| 種類とメリットと投資視点でのオススメ

【5】アンティークコイン

アンティークコイン

(ゴールド)ほどに物質として強固ではないですが、アンティークコインを資産防衛面で推す投資家も多いです。

 

日本ではまだ馴染みがありませんが、アンティークコインの愛好家たちがコインフェアやオークションなどで、多額のお金を動かしているといいます。

希少価値が高いことや、アンティークコインそのものに美術的価値があることが、その人気の理由でしょう。

 

ただ資産を守るだけでなく、ある種の浪漫を感じたい人には、アンティークコインに一部資産を割り振ることが向いているかもしれません。

ただし、偽造品にはおおいに注意すること。

【まとめ】卵を複数の籠に分けて守るように、資産も分けて守ろう

分散投資

不安な今を生きる私たちの、安心材料のうちの1つが資産防衛。さらに細分化して分散投資節税保険の見直し相続対策など。

これらの取り組みは、私たちの暮らしを経済面から、そして精神面から支えてくれるはずです。

 

(=資産)は、複数の籠(=種類)に分けることが、資産を守る第一歩です。

お金の不安が尽きない今だからこそ、前向きに動いてみましょう!

 

⇒ 当サイト『グランヴァンタイム』の資産運用お役立ちコラムをもっと見る

当社『グランヴァン』は、東京で投資用区分マンションの販売を行う会社であり、オーナー様向けの資産運用・相続に関する相談を承っていることが強みです。

 

⇒ 詳しくはコチラ!

知人におすすめしたいNo.1不動産投資会社(*1)が教える「オンラインマンション経営セミナー」

不動産投資CTA_比較検討

不動産投資の成功には、信頼できるパートナーの存在が必要不可欠です。

もしも今「不動産投資をはじめてみたいけど不安だ......」そうお考えの方がいらっしゃいましたら、グランヴァンが開催する「不動産投資セミナー」へ参加してみませんか?私たちは、お客様のサポートを追求してきた結果2016年に「紹介営業100%達成企業」(※2)となり、2019年から4年連続知人におすすめしたい不動産投資会社No.1(※1)に選ばれています。

セミナーでは、

  • そもそも不動産投資ってどんなもの?
  • マンション経営の落とし穴とは?
  • 投資を成功させる上で押さえるべきポイントは?

など、不動産投資のプロとして約20年以上蓄積してきたノウハウを惜しみなく提供していきます。セミナーは無料でオンラインなので全国どこからでもお気軽にご参加いただけます。未来のお金を作るための一歩を踏み出しましょう。

セミナーの詳細を見る

*1 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2022年2月期_サイトイメージ調査 *2「新たにご購入いただく方が、既存のオーナー様・知人の方からの紹介、もしくは知人の方」を紹介営業と定義しています。2016年6月~2019年6月に100%を達成

関連記事