初心者向けほったらかし投資とは? | おすすめの方法・ブログ・本など分かりやすく紹介
「子どもの教育費や老後資金は大丈夫だろうか……?」
“年金不安”を筆頭に、お金に関する様々な不安を抱えている方は多いでしょう。
そうした中で注目を集めているのが、初心者でも始めやすい“ほったらかし投資”です。
本記事では、ほったらかし投資の基本解説やその種類、それらを学ぶうえでのおすすめ書籍やブログを紹介します。
「資産運用に興味が出てきた」という方はきっと、読んで損はありません!
目次
【はじめに】“ほったらかし投資”とは?
ほったらかし投資とは、事前に投資環境を整えさえすれば、あとはなるべく手をかけず放置するだけの投資方法をいいます。
自動で積み立てられる投資や、一部システムの投資信託がこれにあたり、仕事が忙しい人や専門知識がまだあまりない人に向いています。
手間がかからず、利回りが預貯金より期待できるので人気
「ほったらかし」を前提とした運用方法において、似たようなものに預貯金があります。
おそらく、日本人で1番多い資産の運用方法でしょう。
ただ、近年の預金金利はかなりの低水準。正直なところ、「増えた!」と実感できるほどの利回りは、ほとんど期待できません。
こうした預貯金の金利の低さのカバー策として、様々な種類のほったらかし投資があります。
初心者にもオススメ!3種類のほったらかし投資方法
資産運用の初心者には、信用度が高い商材に分散投資でき、利益率が低いのと同時にリスクも低いほったらかし投資の方法がオススメです。
そんな条件に該当する、3種類のほったらかし投資方法について、次の項目で詳しく見ていきましょう。
- 「つみたてNISA」を使った投資信託
- AIが自動運用する投資信託 (ロボアドバイザー)
- FX自動売買システムの活用
【1】「つみたてNISA」を使った投資信託
ここでは、「つみたてNISA」を使った投資信託を、毎月あるいは毎週など一定期間ごとに、口座から自動で積み立て投資する方法だと定義します。
つみたてNISAと似たものに、「一般NISA」という仕組みもあります。
この“一般NISA”と“つみたてNISA”は似て非なるもので、投資可能期間と非課税期間、年間投資上限額、投資対象商品など多くの違いがあります。
つみたてNISAのほうがファンドが厳選されているため信用度が高く、初心者にありがちな銘柄選定のミスが起こりにくい印象です。
つみたてNISAと一般NISA、両者ともに良い制度ですが、投資可能期間や非課税期間、選択銘柄の信用度などを勘案して、つみたてNISAのほうが、ほったらかし投資初心者には向いているでしょう。
【2】AIが自動運用する投資信託 (ロボアドバイザー)
スマートフォンの普及により広まった、AI・ロボアドバイザーを活用した投資信託。WealthNaviやTHEOなどがこれにあたります。
ロボットアドバイザー投資信託には、“アドバイザー型”と“投資一任型”があります。
その意味合いは言葉通りで、ほったらかし投資の初心者に向いているのは、AIが実際の運用まで一貫して行ってくれる“投資一任型”のロボアド投資です。
投資一任型のロボットアドバイザー投資であっても、許容レベルは自分で設定するため、「AIが必要以上に資金を使ってしまった!」という事態には陥りません。
【3】FX自動売買システムの活用
FX(外貨)取引を自動で行ってくれるシステムの活用も、ほったらかし投資初心者に向いています。
そもそもFXとは、2カ国における通貨を売ったり買ったりすることで、為替による差益を狙う方法をいいます。
“トレーダー”という専門職の存在からも分かるように、本来FX投資には、多くの知識とリスクを背負ったうえで参入する必要があります。
ただ、リピート系の注文に自動で対応するシステムのFX売買ならば、知識や経験の乏しい初心者でも可能。
はじめにFX取引の値幅や許容最大額などを設定したら、後はその動向を見守っているだけでOKなのです。
ほったらかし投資に役立つ本3選
- 『お金は寝かせて増やしなさい』/ 水瀬ケンイチ
- 『全面改訂 ほったらかし投資術』/ 山崎元・水瀬ケンイチ
- 『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』/ 山崎元・大橋弘祐
以下では、ほったらかし投資の成功例や失敗談、成功のためのノウハウなどを、分かりやすく取り上げている良書を3つピックアップします。
【1】『お金は寝かせて増やしなさい』/水瀬ケンイチ
- インデックス投資とは何か?
- おすすめの銘柄は?
- 資産配分はどうすればよいか? ……etc.
上記のように、ほったらかし投資の基礎から実用レベルまでの情報が、1冊のうちに記された書籍です。著者は15年以上も投資経験があり、血の通った解説が魅力。
資産運用初心者にも、1度初心にかえっておきたい人にもオススメです。
【2】『全面改訂 ほったらかし投資術』/ 山崎元・水瀬ケンイチ
上記の『お金は寝かせて~~』と同様に、インデックス投資における様々なことが理解できる書籍です。
さらに、投資に向かう姿勢や具体的なリスクマネジメント、さらに出口戦略にも触れられています。
資産運用のイロハが、体型的に学べる1冊!
⇒ 『全面改訂 ほったらかし投資術』のAmazon購入ページ
【3】『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』/ 山崎元・大橋弘祐
この書籍の最大の特徴は、先生と生徒というふうに授業形式で話が進められる点です。
活字が苦手な人でも、話をしている感覚で内容が入ってくるでしょう。
インデックス投資の基本から口座開設まで、即ち初歩の初歩から実践まで熟知できます。
⇒ 『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』のAmazon購入ページ
ほったらかし投資に役立つブログ3選
- ワーママのほったらかし投資
- ほったらかし投資ブログ
- ユイのほったらかし投資ブログ
ほったらかし投資に関するオススメ本に続いては、すきま時間の活用に最適なオススメブログを、3つ紹介いたします!
【1】ワーママのほったらかし投資
“株と副業で働き方改革! 欲張りワーママの奮闘記”(サイトコンセプトより)
『ワーママのほったらかし投資』は、せわしく働くママがほったらかし投資に挑んでいるブログ。
ほったらかし投資に限らず、お金に関する様々な情報が書かれているため、「働きながらお金を増やしたい」と考えるほとんどの人にとって、大いに参考になります。
【2】ほったらかし投資ブログ
“スワップポイントや自動積立て等の手間いらずの投資を淡々とやっています” (自己紹介より)
つみたてNISAやWealthNaviなどで投資されている方のブログ。とにかく、情報量が潤沢!
実際の投資実績が細かに記されており、ブログらしいリアリティのある情報が得られることも嬉しいです。
【3】ユイのほったらかし投資ブログ
投資信託からFX自動売買まで、様々な方法でほったらかし投資をされている方のブログ。
専門的な情報は先の2つのブログよりも少なめですが、情報が初心者に寄り添ってあるので、「ほったらかし投資をしようと思うけど、どこから始めようか迷っている」という方にとっては一読の価値ありです。
初心者がまずは意識するべき、“少額運用”に的が絞られていることも特長。
“2020年コロナ危機”がほったらかし投資に与えている影響
2020年4月現在、コロナ危機による実体経済への影響が叫ばれています。
希薄に感じる人も多かった現金の価値が見直され、「やっぱり現金は大事だ」とする意見が、ちらほら挙がっている様子。
「お金の価値が劇的に変わるかもしれない」、私たちはそう心づもりをしておくべきでしょう。
注意しなければならないのは、保有資産を“狼狽売り”すること。
狼狽売りとは、景気後退によってパニックになり、持っている金融商品を一斉に売ってしまうことを言います。
長期投資を考え積み立てているにも関わらず、狼狽売りしてしまえば、損失だけを被ることになります。
現状でできることの1つは、生活防衛資金を現金で確保したうえで、資産のリバランスを行うこと。
完全な「ほったらかし」ではなくなりますが、今はこうしたリスク管理が重要です。
【まとめ】
コロナ危機により、お金の世界も今は大混乱にあります。正直なところ、大きな決断は待ったほうがいいでしょう。
こんなときこそ、書籍やブログを用いてもう1度お金の勉強をしてみてはいかがでしょうか?
自分に向いた投資方法と、それらに対するリスクの許容範囲を知ることは、ほったらかしするかしないかに関わらず、資産運用で非常に重要なことです。
今1度考えお金について考え、学び、“これからの世界に必要なほったらかし投資”を進めましょう。