コインランドリー投資が初心者におすすめな理由とは|成功条件を考察

「コインランドリーは利回りが高いらしい。やってみたい」と考えている人はいませんか?

コインランドリーは通常の不動産投資と異なり、賃貸ではなくランドリーサービスを提供することで売上が生じます。共働き世帯が増えている背景から需要が高いと考える方もいますが、実際はどうなのでしょうか。

この記事では、コインランドリー投資のビジネスの仕組み、メリット・デメリットを挙げていきながら投資としての安全性・有益性・成功の条件を考察していきたいと思います。

本当にその投資方法で大丈夫?

初心者向けの投資として、NISAやiDeCoを使った投資や株式投資が人気を集めています。銘柄によってはローリスクで安定したリターンが得られますが、経済動向によって大きく投資結果が左右される投資先でもあります。

「安定していて、できたらほったらかしできるような投資がしたい」
「投資にかけられるお金は月に数万円程度…」

といった方は、不動産投資もご検討ください。お金がかかるイメージを持たれている方も多いですが、実際は月1万円程度の支払いができれば十分始められます。

家賃は大きな変動が起こりにくいため、コロナ禍でも強い投資方法です。

不動産投資の強みを見てみる

「コインランドリー投資」とは?基礎知識やメリット・デメリットを整理

まずはコインランドリー投資の概要として以下3点を把握しておきましょう。

  • 基礎知識
  • メリット
  • デメリット

コインランドリー投資を始めるにあたり知っておくべき基礎知識

コインランドリー投資とは、読んで字のごとく「コインランドリーのオーナーになり、その利回りを得る」投資方法になります。最近、おうちの近くでコインランドリーをよく見ることはありませんか?現在、コインランドリー市場は成長フェーズにあるのですが、同時に新規参入者が増えて競争が激化しているのが現状とも言えます。

初期費用は、以下で紹介するフランチャイズか個人経営かで異なりますが、おおよそ2,000万円ほどの費用が必要です。この費用には、洗濯機材の設置や搬送費、取り付け費などが含まれます。費用に関しては、下記で詳しく解説しているのでご参照ください。

月々に発生するランニングコストは、家賃や水道光熱費、消耗品費、メンテナンス費などがあります。どこに設置するかによって家賃が異なりますが、ほかの業種に比べてランニングコストは安価な傾向です。

「コインランドリー投資」のメリット

コインランドリー投資のメリットは主に以下の3つです。

  1. 空室リスクがない・・不動産投資にくらべると「空室」の大きなリスクはありません。ただし、「使用されない・稼働しない」リスクは常にあります。
  2. 節税できる・・中小企業等経営強化法に基づく税制措置で、洗濯の設備を購入した場合、
    即時償却(購入資産の耐用年数にかかわらず一度に全額を減価償却できる
    取得価格の10%の税額控除 を受けることができ、節税効果が高いです。
  3. 物販店舗に比べると人件費が抑えられる・・人の手でやらなければいけないところは、集金や清掃や洗剤の補充、といったところが主になってくるので、人件費は最小限に抑えられますし、個人経営で自ら管理をやる場合には人を雇う必要もありません。

ただ、「空室リスクがない」というところはメリットとしてもとらえられるのですが、それはマンションのように部屋がないから「空室」という概念がないだけ、ととらえることもできます。

コインランドリーの立地を失敗したり、コインランドリーの需要予測を外したりして、「まったくお客様が来ない」というリスクもはらんでいますので、十分な注意・綿密な調査が必要です。

「コインランドリー投資」のデメリット

コインランドリー投資のデメリットは主に以下の3つです。

  1. 水道代・電気代のランニングコスト・・コインランドリーの洗濯には、多量の水を使います。また、24時間開ける場合には電気代も高額になります。稼働の水道代・電気代のコストは比較的高いです。
  2. 無人店舗の防犯面・・コインランドリーは、無人運営で経営するのがスタンダードです。無人店舗になると盗難などの被害の発生の危険性が高まります。防犯カメラなどの防犯対策費も必要になってきます。
  3. 初期投資が大きく、立地に失敗したときにすぐに撤退できない・・コインランドリー投資は、使う洗濯機や設備の性能はほぼ変わらないので、「立地が全て」と言っても過言ではない投資方法です。需要予測を外し、利用が少ない状況になっても、設備を導入しているのですぐには撤退できない弾力性の低さはデメリットです。

つまり、「初期投資の大きさ、設備を導入するリアル店舗の弾力性の低さゆえ、失敗に気づいたときに方向転換がすぐにできない」ことがデメリットといえます。個人ブログなどでコインランドリー投資の失敗の体験談が多く掲載されていますが、

  • 初期投資が大きく、シミュレーションとのズレが生じて資金的に負担になる
  • 失敗に気づいても方向転換することが難しい

上記が失敗談として書かれていることが多いです。

初期投資は、設備の購入や不動産の取得や内装工事で最低2,000万円はかかりますので、失敗の確率を少しでも減らすために様々な角度からの綿密な調査が必要になります。

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コインランドリー投資に必要な資金と利回り

これまでコインランドリー投資の基礎知識とメリット・デメリットを解説してきました。そこで気になるのが実際に必要な資金と利回りではないでしょうか。ここでは具体的な費用と利回りを解説します。

かかる初期費用は約2,000万円

コインランドリー投資の初期費用は、およそ2,000万円ほどです。

内訳は物件取得費と内装工事費、機器購入費などです。15坪ほどの小型店舗や50坪ほどの大型店舗、プレハブ型の店舗等によって異なるため、計画的な準備が必要となります。ここでの試算は15坪ほどの小型店舗で算出しています。

なお、洗濯機購入費も1台100万円前後は必要なため、台数や機種によって高額になる可能性もあるため注意が必要です。

またフランチャイズとして開業する場合は、上記に加え加盟金や研修費、本部への支払いなども必要です。

ミニマムスタートで2000万円と聞くと高額に思われがちですが、マンションやアパートなどの一般的な不動産投資では5000万から数億かかることもあり、またコインランドリーの設備類は20年~30年の耐久性があるため、総合的に考えると割安で始められる投資といえるでしょう。

コインランドリー経営の利回りは10~20%

コインランドリー投資の利回りは、10%から20%が狙えます。利回りに開きがあるのは賃貸か自己所有かの違いです。店舗が賃貸の場合は10~15%程度、自分の所有物件の場合は20%程度が見込まれます。

一般的なアパートやマンション投資の平均が6%と言われているため、利回りが非常に高い投資手法と言えるでしょう。

ただし、立地や設置台数、フランチャイズについてはロイヤリティによって利回りは大きく異なるため、事前に試算してから行うことが重要です。

コインランドリー投資成功のポイント【立地・バラエティ】


コインランドリー投資の成功のためには、「その地域の多くの人に」「定期的に」コインランドリーを使ってもらう必要があります。コインランドリーに多くの利用者を獲得するポイントはあるのでしょうか?以下まとめていきます。

コインランドリー投資は何といっても「立地」が全て!需要調査・予測は綿密に

コインランドリー投資は、設備には大きな差が無いので「立地が全て」と言っても過言ではありません。

「立地選び」がコインランドリー投資の成否を左右します。投資の成功に適切な立地をどのように考えていけばよいのでしょうか。

昔のコインランドリーの主な利用層は、「1人暮らしの学生」や「単身サラリーマン」、「家に洗濯機が無い人」などの利用のイメージが大きいのではないでしょうか?

現代は、共働き世帯の増加に伴う家事の時短需要の増加により、

  • 「大量に洗濯」
  • 「乾燥も含めて1回で終わる」

ため、家庭の洗濯・乾燥需要にコインランドリーが応える設備になっています。洗濯そのものは家庭の洗濯機でもできますが、「ハンガーにかけて干す」という作業が、時間的にも労力的にも大きな負担になることが1つの大きな要因といえるでしょう。

現代の主婦や主夫は、買い物やパートなど、家事以外にも多忙な日々を過ごしています。また昨今のコロナウイルスの流行による在宅勤務の増加で、家での可処分時間を増やすために、

  • 「土日に一週間分の洗濯物をまとめて」
  • 「買い物やパートの合間に」
  • 「在宅勤務の休憩時間を利用して」

などの理由でコインランドリーの需要が増えています。

その需要に応えていく立地を考えると、従来のように「木造アパートが密集している場所」や、「ワンルームマンションが密集している場所」は現代のコインランドリー需要にあまり合っていないかもしれません。

「大量の洗濯を済ませる」需要に応える形態は駐車場併設でしょうし、「買い物の合間」需要に応える形態はスーパーなど生活施設の近くになってくるでしょうし、そのような複数の変数を計算したうえで立地を決定する必要があります。

業者のシミュレーション+自分独自の調査もやりましょう

自分だけで需要予測をするのが難しい場合は、専門家の意見を聞いてみてそちらを参考にして投資の意思決定をしましょう。

また、フランチャイズでやる場合には、業者が需要調査や予測を実施して、収益のシミュレーションを出してくれますが、「そのシミュレーションが本当に正しいのか?他に考えるべき変数やリスクがないのか?」ということまで独自で地域の調査・考察をして投資を決定することが非常に大切になります。

相乗効果を目指す業態も増加。投資効果を高める様々な工夫

また、現代のコインランドリーは、上述のようなコインランドリー需要の変化もあり、

  • いかに待ち時間を快適に過ごせるか?(内装など)
  • 洗濯をしている時間に買い物やレジャー、飲食など他のことができるか?

ということが重要視されだし、バラエティ豊かな出店形態になっています。

例えば、

  • コンビニ・スーパーとの併設
  • ギャラリーや物販店舗との併設
  • カフェなど飲食店との併設
  • ボルダリングやアスレチック施設との併設
  • クリーニング・服お直しなど隣接分野との併設

などの活用例が最近増えてきています。「コインランドリーで洗濯が仕上がる」時間を活用して他のビジネスも相乗効果で、お互いの店舗にとって良い効果が得られます。

フランチャイズの方は担当者からのコラボレーションの提案を聞き、個人開業の方は、相乗効果が高まるビジネスの相手を見つけることで、コインランドリー投資の効果を高めるプランを考えていきましょう。

コインランドリー投資の始め方と経営手法による注意点

コインランドリーを始めるためには、

  • 土地や物件などの不動産の取得や借りること
  • 洗濯機など必要設備を導入すること

からスタートします。

つぎに、保健所への届け出が必要です。

  • コインオペレーションクリーニング営業施設開設届
  • 洗濯機の配置図
  • 設備の概要

などの書類の保健所への提出をし、施設の検査を経て、検査が通れば、営業が可能になります。

「コインランドリー投資」の営業形態は大きく2つに分かれます。

フランチャイズ経営

「コインランドリー投資」といえば、真っ先に思い出す経営方法です。スウェーデンの電機メーカーが行なっている「エレクトラックス・プロフェッショナル」や、名古屋の業務用洗濯機を手掛けている「ビクター商事」など、電機メーカーや洗濯機の販売店もコインランドリービジネスに参入しています。

ノウハウがなくても気軽に始められ、販売促進や運営を任せられる反面、ロイヤリティや加盟金を支払うという負担も出てきます。

個人経営

ロイヤリティなどの支払いの必要はなく、売上は全部自分のものです。開業する場所も店舗形態も全部自分で決めることができます。マーケットの調査も自分でやるためビジネスセンスも要求されますし、メンテナンスや管理も自分で行なうため、手間がかかるのが難点です。

まとめ:コインランドリー投資は楽ではない!「新しい需要」を正確に把握し実行できる力がカギ

結論を言えば、コインランドリー投資は、投資ビジネスとして決して簡単ではありません。

コインランドリーの需要は伸びているものの、その「需要の中身」が、

  • 単身者→ファミリー
  • 「家に洗濯機が無いから行く」→「家に洗濯機はあるが家で洗濯をするよりメリットがあるから行く」
  • 単独店舗→バラエティ

に変化しつつあることが、よりコインランドリー投資を「簡単ではなく」させていることをおわかりいただけたかと思います。

そのような現代の背景では、「自分の今持っている、空いている土地を活用しよう」「とりあえず洗濯機と乾燥機を置いておけば儲かる」という発想では、投資を失敗してしまう可能性も高くなってしまいます。

「今、コインランドリーに求められていること」を正確に把握し、それを叶える場所に立地し、競合に負けないようにコラボレーションの実施など競合よりも選ばれるアイデアや努力をし続ける必要があります。

フランチャイズ業者の投資提案を鵜呑みにするだけではなく、「その収益シミュレーション以外にも他のリスク・他の変数が無いか?」を自分でも考えるようにしましょう。

コインランドリー投資を考えている地域の情報収集は綿密に行ない、地域の人の生活をできるだけ精緻にシミュレーションしながら、ビジネスのアンテナを広げ、失敗しないコインランドリー投資を計画していきましょう。

本当にその投資方法で大丈夫?

初心者向けの投資として、NISAやiDeCoを使った投資や株式投資が人気を集めています。銘柄によってはローリスクで安定したリターンが得られますが、経済動向によって大きく投資結果が左右される投資先でもあります。

「安定していて、できたらほったらかしできるような投資がしたい」
「投資にかけられるお金は月に数万円程度...」

といった方は、不動産投資もご検討ください。お金がかかるイメージを持たれている方も多いですが、実際は月1万円程度の支払いができれば十分始められます。

家賃は大きな変動が起こりにくいため、コロナ禍でも強い投資方法です。

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