不動産投資歴20年以上のオーナー様に、初めて不動産投資の話を聞いたときの印象や始めた目的、長く運用し続けてきたからこそいま改めて感じているメリット、今後の運用計画などについてインタビューさせていただきました。
- 不動産投資の話を聞いてみようと思ったきっかけはどのようなことでしたか。
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約22年前、御社の営業の方から直接声をかけていただいたのがきっかけです。当時は将来の備えについても特に考えていませんでしたし、資産運用にも全く興味がなかったため、持ち株会や積立制度なども利用せず預金のみで良いと思っていました。でも、営業の方の熱心さが伝わってきて、特に断る理由もなかったので「話だけなら」と軽い気持ちで聞いてみることにしました。
- 実際に話を聞いてみて、どのような印象を持たれましたか。
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投資の話を周りの人達と話したこともなかったですし、「投資」といえば株式くらいしか認識がなかったため、最初お話を伺っても暫くピンときませんでした。現在のように「資産運用」というイメージはなく、「二十数年後に年金の足しになりますよ」というご説明をいただき、当分の間は実感も湧かないもので、積み立て預金と同じような感覚でした。
- 購入を決めた理由やメリットに感じたことは何でしたか。
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当時の収支バランスから、持ち出しの負担が少なく設定できたことと、銀行預金の利息よりもはるかに大きなリターンが得られる点に魅力を感じました。「30年後に年金の足しになる」という目的に加えて、返済に対する月々の負担がほとんどなかったことも決め手です。御社名が物件名についていることも、自社物件であるという安心感につながりました。怪しい業者も多い中、安心出来ることが一番信頼に重要だと思います。
- ご購入にあたりご不安に感じた点はございましたか。
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何度も丁寧にご説明いただいたので、特に大きな不安はありませんでした。住居用のローンとは別枠という点も、明確にご説明いただき、将来の自宅購入に対する心配も特に感じませんでした。加えて、「10年程度保有していれば、売却益も見込める」ということも教えていただいたので、急な出費が必要になった場合にも対応できるという事が安心感にもなりました。
- 翌年に2戸目を、そこから約20年後に3戸目をご購入いただきましたが、それぞれの購入経緯について教えてください。
- 翌年に2戸目を購入したのは、「個人の負担と効果のバランスから2戸持つのが最も効果的」とご提案いただいたからです。それで十分満足しておりましたが、昨今の投資ブームの流れもあり、もう少し資産に余裕が出来ればありがたいと思い、無理のない範囲内で少し投資を検討してみようと考えました。経験のある不動産がやはり良いかと思っていたところ、タイミングよく良い物件をご紹介いただけたこともあり、即決しました。58歳ということもあり毎月の持ち出
しはありましたが、「持ち出し=投資額」と捉え、10年単位で見れば投資信託等と比べても遜色ないリターンが得られそうなので価値ありと判断しました。
また、不動産は売却すればローンの返済が出来ますし、約20年の経験から「築年数が経つ=家賃が下がる、価値が下がる」ではないことを実感できていたことも3戸目購入の後押しになりました。
- 入居者の退去にともなうお部屋の原状回復はオーナー様の突発的な出費になりますが、どのように感じていますか。
- 入居者様には綺麗に使っていただけたこともありますが、修繕も最低限で済んできたように思います。オーナーとしてもちろん必要なことであり、御社から適切なご提案およびご対応いただけているので、負担に感じたことはありません。
- 不動産投資の魅力や他の金融商品との違いについて教えてください。
- 不動産の安定性を経験しているので、投資信託のように日々上下する
株価に一喜一憂することは避けたいと思っています。 私は個人レベルの資産運用にゲーム性は求めていませんし、高頻度で株価を監視するのは面倒だと感じます。その点、家賃収入は基本的に2年契約で安定して入ってくるので、放置しておけるという点が、精神的にも非常に楽です。
- 不動産投資に対する印象の変化についてはいかがですか。
- 最初は知識も全くなく完全に預金感覚でしたが、家賃収入や返済といったお金の動きや、確定申告の手続きをすることで「預金よりも積極的な運用」であることを実感しています。また、最近になって老後のことを考え始めたことをきっかけに改めて振り返ってみると、これまで価格の下落やトラブルも無く、海外の政治の影響を受けて家賃が下がることもないので、長年放置状態で運用でき一定の効果も得られており、不動産投資をしていて良かったと感じています。
非常に安定感があり見通しを立てやすい点が魅力であり、昨今のインフレに対しても銀行が物価を反映した家賃相場を算出している点が現物資産である不動産の強みだと思っています。
- 今後の運用計画や繰上返済についてお考えを教えてください。
- これまで繰上返済は一度も行っておりません。金利などの効率的にも繰上返済は良いかと思いますが、現状で負担もなく順調に返済が進んでいますし、その分が資産化されていて売れば売却益が見込めるという投資効果も十分得られている事から、無理した対応はこれまで考えませんでした。今後は、まだ具体的に検討していませんが、可能性が高いのは1戸のみ完済して家賃を現金収入として受け取るパターンでしょうか。何事もなければ、このまま3戸とも保持しようと思っていますが、他に売却など良い運用方法があれば、その都度考えてみたいと思っています。
- 奥様とのやり取りやご家庭での資産形成についてはいかがですか。
- 妻は不動産投資に詳しい知識もないですし、また問題や不安要素もないことから、特に妻からの言葉はありません。
1戸目2戸目は独身時代に購入しており、結婚前に既に所有していることを伝えましたが、特に興味も示されませんでした。一昨年に3戸目を購入する際も事前に話しましたが、反対もなく「大丈夫だよ」と言ってくれました。お金や資産形成全体については、普段から現状の共有はしていますが、運用を変えるなどの細かい話は特にしていません。私は私で、妻の貯金等は妻本人が管理しています。妻は定期預金のみですが、新NISAには関心があるようです。
- 今年60歳を迎えられますが、今後の生活と家賃収入の活用について教えてください。
- 60歳で一旦定年退職を予定しています。働くということは、自分の時間をお金に変えるということだと思っていますが、この年齢になると、そのバランスが変わってきていると感じています。使った時間はお金で買い戻せないので、これからは自分の時間を最優先に考えたいです。
退職後のことは色々とゆっくり考えてみたいですが、やりたい事は可能な限り早く実行したいと思っています。まずは健康を最優先に、趣味のゴルフを続けたいですし、アメリカの田舎にあるガレージのような雰囲気が好きでDIYをよくするので、ちょっとした家具を自分で作るなど生活も充実できれば嬉しいです。そして、この先家賃収入を受け取るようになったら趣味や時々旅行にでも行けたらいいかなと思います。冬にハワイでゴルフ…そんな楽しみ方もしてみたいです!
- 木下様にとって、不動産はどのような存在ですか。
- 少し早いですが、60歳で定年退職できると思えるようになったきっかけでもあります。不動産のおかげで、これまでの給与の代わりとなる定期収入を作ることが出来ました。偶然始めたものではありますが、今では非常に心強くありがたい存在となっています。
- 日頃より紹介にご協力いただきありがとうございます。
紹介を積極的にご協力いただいている理由を教えてください。 - 昔は職場でマンション経営の話をすることはありませんでしたし、プライベートなことには関与しないようにしていました。でも、この1~2年で「投資」という言葉が一般的になり、職場でも普通に話題になるようになりました。お互いに何をやっているかという話から、自分の不動産投資の経験も話すようになり、私の話から興味を持ってくれる人が増えて、相手から紹介して欲しいと頼まれることが増えてきました。そういった変化の中で、自分の経験が誰かの役に立てるなら嬉しいですね。
- 不動産投資を検討されている方へメッセージをお願いします。
- もし私が不動産投資ではなく株やFXといった他の金融商品で運用をしていたら、かなりの時間をトレードに使い、それでも知識が乏しいままで、結果的に資産を増やせていないことが容易に想像できます。その点、不動産は住宅という生活に必要なものを活用するので、価値が大きく下がることもなく、比較的安定した収入を得られます。環境の変化に一喜一憂せず、長期的な視点で落ち着いて考えられる方には向いている投資だと思います。逆を言えば、家賃はあまり変動しないので一喜一憂を楽しみたい人には面白くないと思います。
まずは、しっかりとした知識や正しい情報を持った営業さん等に話を聞いてみることをお勧めします。そして、不安要素をどんどん質問して解消していくことが大切だと思います。