今こそライフプランニングの必要性を知ろう | 2020年から始める人生資金計画
用語:「ライフプラン」
ライフプランとは、人生設計のこと。
語感としては、 人生設計が、職業、結婚観、生きがい、居住地など個人の充足感に主眼をおいた設計であるのに対し、 ライフプランは、主に金銭面からの生活設計を指すことが多い。
――引用:Wikipedia『ライフプラン』
人生でどんなライフイベントが起こるのか、そのたびにどれだけお金がかかるのかをシミュレーションし、資金計画を立てることをライフプランニングと呼びます。近年は特に、この言葉を耳にする機会が増えました。
しかしその一方で、ライフプランニングという言葉だけを知っていても、実際に何を考え行動するのか分からず、「ライフプランニングはなぜ必要なの?」または「自分にも関係あることなの?」と、疑問に思う人が少なくないようです。
今回は、“今こそ知りたいライフプランニングの必要性”についてまとめました。
目次
ライフプランニングの必要性は、社会保障や雇用制度の変化・多様化の中にある
「ライフプランニングの必要性はどこにあるのか?」
考え方は人それぞれですが、まずその1つは“組織(国・会社)に依存せず、個人の力で生きていかなくてはならない”ことにあると思います。
- 社会保障制度の変化
- 雇用環境の変化
⇒ 終身雇用制度の衰退など - ライフスタイルの変化
⇒ 「人生100年」と言われるほど日本人の平均寿命が延びている - 家族形態の変化、とくに単身世帯の増加 ……etc
こうした変化に伴って生まれた、「自分の身を自分で助けなくていけない」「国や会社は自分の人生を守ってくれない」という気持ちが、ライフプランニングの概念を一層強く育てたのでしょう。
緻密なライフプランを立てても、思い通りの人生が歩めるわけではありません。
だからといってライフプランニングを軽視していると、貯蓄を作りづらく、もしもの時に困窮するリスクが生じます。
2019年にライフプランニングの必要性を感じたニュース
今年2019年は平成から令和へと元号が変わり、いよいよ東京オリンピックを2020年に控え、何だか世の中が大きく動いたように感じた1年でした。
消費税の増税や「老後資金2,000万円問題」は、ライフプランニングの必要性を強く感じさせた2019年のニュース。
まもなく2020年を迎えようというところですが、厚生労働省が発表した「2019年の人口動態統計」において、1899年の統計開始以来初めて、日本の出生数が90万人を下回ったニュースが話題に。
「自分が高齢になった時、自分の生活を支えてくれる労働人口は一体どれだけ減るのだろう……」と、年金不安が膨脹した人も少なくなかったはずです。
資金的ライフプランニングの“基本の3軸”とは?
「ライフプランニングの必要性は分かったけど、具体的に何を考えることがライフプランニングになるのか分からない……」という人もいるでしょう。
生きがいをどこに見出すか、健康維持のために何ができるかを考えることも、もちろん立派なライフプランニング。
それらも加味して資金面で考えるのが、以下3つの計画です。
- 教育資金の計画
- 住宅取得の計画
- 老後資金の計画
教育資金・住宅取得・老後資金、これら3つの計画は、ライフプランニング(なかでもファイナンシャルプランニング)の、“基本の3軸”だと考えてもよいでしょう。
ファイナンシャル・プランニング技能士試験で出題される、「ライフプラン策定上の資金計画」という分野も、この3つに分かれていることから、必要性が高いのだと推測できます。
【参考】
⇒ WIKIBOOKS『ファイナンシャルプランニング技能士試験』
【1】教育資金の計画を立てるために考えること
- 子どもをどう教育する?
- 習い事はさせる?
- 仮に大学まで通わせるとしたらどれくらいのお金がかかる?
- 教育資金はどう貯めておく?
- 教育ローンは使う?
- 奨学金は使う? ……etc
【2】住宅取得の計画を立てるために考えること
- いつ家を買う?
- いくらの家を買う?
- どんな住宅ローンを組む?
- 住宅取得に際しどんな税金がかかる?
- 引っ越し費用や火災保険料はいくらかかる? ……etc
【3】老後資金の計画を立てるために考えること
- セミリタイア(早期退職)をする?
- 定年後も仕事はしたい?
- 退職金はいくら貰える?
- 年金はいつから貰える?
- 年金はいくら貰える?
- 老後生活にはどんなリスクが生じる?
- 老後の生活資金は総額いくらかかりそう?
- 有事のために生活資金とは分けて置いておくべきお金は?
- 老後資金はどう貯めておく? ……etc
ちなみに、老後の生活、および資金について考えることは、リタイアメントプランニングとも呼びます。
「ライフプランニングなんて意味がない」ことはない
「今を生きるのにいっぱいいっぱい。結婚とか教育とか、マイホーム購入や老後のことなんて考えている余裕がない。それに、人生は何が起こるのか分からないのだから、緻密に計画を立てたって意味がないと思う」
こうした考えについてですが、これはこれで一理あるものと思います。
ただ、「意味がない」「意義がない」とまで断定することは、いささか早急すぎるかもしれません。
ライフプランに取り入れた通りに、ライフイベントが起きなくても、“自分の人生で多くてどれくらいのお金がかかるのか”が把握できているだけで、十分計画を立てた意味・意義があると思います。
ライフプランニングの結果、“生涯使うお金の金額”と向き合うことができれば、「何となく貯金を続ける状態」から「○○円貯めるために毎月○○円貯金を続ける状態」へと、変えることもできるでしょう。
お金に対する漠然とした不安感がつらい人は、毎月の貯金額が具体的に決まるだけでも気持ちが楽になるかもしれません。
投資をはじめとする資産運用も、長期的ライフプランのもと行うべき
自分のライフプランにある、各ライフイベントごとの貯蓄金額を達成するために、できることは様々。
「貯金の徹底」や「副業の開始」、あるいは「転職」や「保険の見直し」など、選択肢は意外と幅広いのです。
投資をはじめとする「資産運用」も、長期的なライフプランが達成できる方法で進めたいもの。
短期利益を求める人もいますが、リスクをなるべく避けつつ、自分で立てたライフプランに向けて着実に資産を増やす目的にはそぐわないでしょう。
『グランヴァン』がオーナー様のライフプランのためにしていること
当社『グランヴァン』は、投資用不動産を販売している会社です。
つまり不動産投資に関わる業務が主ですが、ここまで述べてきた“1人1人がライフプランニングをしていく必要性”も、強く意識しています。
そのために行っているのが、オーナー様向けの「年金・生命保険相談」です。
結婚・出産・転職など、様々なライフステージに合わせた年金・生命保険に関するアドバイスを行うことで、オーナー様のライフプランが良い形で達成されていくことに、貢献したいと思っています。
【グランヴァンの資産運用サポートの詳細を知りたい人はコチラ】
【まとめ】ライフプランニングは“資産形成の基盤”
以上、ライフプランニングの必要性についてまとめました。
「未来のことなんて分からないから、計画したって無駄」なのではなく、「分からない未来があるからこそ、計画が必要になる」ことをお伝えできていれば幸いです。
資産形成の基盤を作るためにも、ぜひ20代や30代のうちから、ぜひライフプランニングに取り組んでみましょう。