現役の営業が“本当に勧めたい”マンション経営とは?

10年前・20年前に比べ、「投資」が身近になった今、「マンション経営」も例外ではありません。
知名度や信頼性の向上、融資条件の緩和などにより、実際に始める方・検討する方が年々増えています。

一方で、WEBやSNSの普及によって情報が溢れる中、正しい情報を見極める知識がより一層求められる時代になったと感じています。

そこで今回は、これまで400名以上の運用見直しと、200名以上のご提案に携わってきた現役の投資用マンション営業が、
「どんな人に勧めたいか」「どんな物件をお勧めしたいか」の2つの視点から、“本当に勧めたいマンション経営”についてお伝えします。

「始めてから後悔したくない」「所有しているけれどメリットを感じていない」――そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。


マンション経営はどんな人に向いている投資か?

ズバリ、短期的な利益を求めず、コツコツと堅実に投資を続けられる方には非常にメリットのある投資だと思います。

これまでさまざまな運用を見てきましたが、物件や家賃の値上がりを期待して購入した方や、月々の収支がプラスであることだけに魅力を感じてご購入された方で、「始めてよかった!」と長期的に感じている方には、ほとんどお会いしていません。

つまり、キャピタルゲイン(値上がり益)やプラス収支だけを目的にしないこと
仮に値下がりや支出が生じてもメリットが出る仕組みを理解し、納得したうえで始めることが大切です。

キャピタルゲインを狙った物件選びや、現金購入・多めの頭金を入れる運用以外で、永続的にプラス収支を生む物件を見極めるのは非常に難しいものです。
知識や経験がない状態で始めた場合、もはや投資というよりギャンブルに近いといっても過言ではありません。

マンション経営の魅力は、「キャピタルゲインを狙わなくても=値下がりしても、支出があってもメリットが出る」点にあります。
そして何より、「時間の確保さえできれば、手間をかけずにリスクの少ない投資にできる」という点です。

その理由は、マンション経営が自己資金だけで行う投資ではなく、他人資本(家賃収入)を活用する投資だからです。

株式や仮想通貨、金などの投資は、すべて自己資金で購入し、安い時に買って高い時に売ることで利益を出します。いわゆるキャピタルゲイン狙いの投資です。
一方でマンション経営は、購入資金の多くを融資で賄うため、値下がりしても家賃収入という他人資本によって利益が確保できます。

だからこそ、値上がりを狙うよりも、家賃がしっかり入り続けるかどうかに重きを置いて考えることをお勧めします。


失敗しないマンション経営のための物件選びのポイント

私がお勧めしたいのは、何よりも「家賃の心配をしなくていい物件」です。

放っておける投資を実現するには、価格が下がっても安定した家賃収入を確保できることが重要です。
そのためには、「入居が付きやすく」「家賃が下落しにくい」物件を選ぶことがポイントになります。

押さえておきたい2つの条件

  • 家賃は8万円前後の単身者向け物件
  • 都心部の駅徒歩10分圏内(車社会ではないエリア)

この2つが、最低限抑えておきたい条件です。理由はシンプルで、賃貸需要が安定しているからです。

賃貸市場で最も多いのは単身世帯です。ご夫婦世帯やファミリー世帯は購入に踏み切る方も多いため、賃貸需要は単身者のほうが圧倒的に多くなります。

さらに、賃貸に住む単身者の中心は24~35歳の世代。平均年収は約410万円、手取りは320万円ほどで、そのうち約3分の1が家賃に充てられています。つまり、8万円前後の家賃帯が最もニーズの高い価格帯といえます。

また、都心部の単身者は車を所有していないケースがほとんどです。そのため、「駅近であること」の優先順位が非常に高く、駅徒歩10分圏内の物件は人気が集中します。
加えて、そうした立地では新たにマンションを建てる土地が少ないため、競合が増えにくく、結果的に家賃が下がりにくいのです。


まとめ:リスクを抑え、堅実に資産を育てる

さまざまな理由で不動産投資・マンション経営を検討されている方がいらっしゃいますが、個人的には次の3点が最大のメリットだと考えています。

  • 他人資本を活用し、値下がりしても利益を確保できる点
  • 手間がかからず、仕事やプライベートの時間を確保できる点
  • 安定した定期収入を作れる点

キャピタルゲインを狙うのであれば、変動の大きい株や仮想通貨の方が適しています。
その分、不動産投資は「インカムゲイン(家賃収入)」を中心に、なるべく手間もコストもかけない堅実な投資として位置づけるのが理想的です。

また、不動産投資でキャピタルゲインを狙う場合、ローン残債よりも売却価格が低くなると、手放したくても手放せないリスクもあります。
そのため、自己資金の範囲内で無理なく行うことが、今の生活を大切にしながら将来の安心を築くポイントです。

私がお勧めするマンション経営は、「大きな得を狙わない代わりに、損をしにくい投資」。
リスクを恐れず、堅実に資産を育てたい方にこそ、挑戦してほしい投資です。

もちろん、「本当に投資が必要なのかな?」「今のままで大丈夫かな?」「何から始めたらいいかわからない…」という方もご安心ください。
必要性の整理から一緒に考えていきますので、まずはお気軽にご相談ください。


この記事を書いた人

所属:営業本部 FS事業部
担当:資産運用コンサルタント(投資用不動産の販売・アフターサポート)
氏名:K.Y(イニシャル)
保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー
一人ひとりのライフプランに寄り添い、無理のない資産形成をご提案しています。投資初心者の方も安心してご相談いただけるよう、丁寧なサポートを心がけています。
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