5月も過ぎ、ゴールデンウィーク明けから徐々に気温が高くなってきました。そろそろエアコンを使い始めた、という方も多いのではないでしょうか。
そんな夏本番を前に、エアコンの試運転はお済みですか?
本格的に冷房が必要な時期になってから慌ててエアコンを動かそうとしても、長期間使用していなかったために故障や不具合が見つかるケースは少なくありません。
エアコンが正常に動かないと、快適な室温環境を保てず、体調不良や作業効率の低下につながる恐れがあります。
安心して夏を迎えるためにも、早めの試運転がおすすめです。
この記事では、エアコンの試運転について、いつ・どのように行えばよいかを分かりやすくご紹介します。
エアコンの試運転とは?
エアコンの試運転とは、本格稼働の前に正常に作動するかどうかをチェックすることです。
長期間使用していなかったエアコンは、室外機の圧縮機内部にストレスがかかり、故障や不具合の原因になることがあります。
そのままにしておくと修理や買い替えが必要になり、暑さや寒さが厳しい時期にエアコンが使えないという状況にもなりかねません。
そうした事態を避けるためにも、本格的に使用する前に試運転を行うことが大切です。
エアコンの試運転はいつ行う?
エアコンの試運転は、夏や冬の本格的な使用シーズンの「2週間〜2ヶ月前」に行うのが理想です。
メーカーによって推奨される時期が異なることもあるため、取扱説明書やメーカーサイトの確認もおすすめします。
夏に向けた試運転の時期
一般的には、4月~5月末までに試運転を行っておくとよいでしょう。
特に、湿気が多く蒸し暑くなる「梅雨前」に済ませておくと安心です。
万が一、修理が必要になった場合でも対応期間に余裕が持てるため、快適な夏を迎える準備ができます。
また、近年は夏前でも非常に暑い時期もあるため、気温によって早めに試運転を行うこともおすすめです。
以下を参考にしてください。
エアコンの試運転を行う方法
冷房の場合
- リモコンで運転モードを「冷房」に設定。温度を最低温度(16℃〜18℃)に設定します。
- 風速を「強」に設定し、10分〜30分程度運転します。
- 冷風がきちんと出ているか、異臭や異音などがないかをチェックします。
- さらに30分程度運転し、水漏れがないかも確認します。
暖房の場合(冬季参考)
- リモコンで運転モードを「暖房」に設定。温度を最高温度(30℃)に設定します。
- 風速を「強」に設定し、10分〜30分程度運転します。
- 温風がきちんと出ているか、異臭や異音などがないかをチェックします。
試運転の際の注意ポイント
◎ 試運転前には「エアコン内部や周辺の掃除」を行いましょう。
フィルターにほこりや汚れがたまっていると正常に運転できない場合があります。
掃除機や洗浄スプレーなどで定期的に清掃しましょう。
また、室外ユニットの周囲に障害物があると運転状態の確認がしづらくなるため、こちらも併せて掃除しておくことをおすすめします。
【弊社管理物件にお住まいの入居者様へ】異音・異臭・水漏れがあった場合は弊社までご連絡を
試運転時に異音や異臭、水漏れ、冷風・温風が出ないなどの不具合がある場合は、すぐに弊社のお問い合わせフォームからご連絡ください。
そのまま使用を続けると、クロスなどにカビが発生し、退去時の費用請求の原因となる場合もあります。
また、ご自身で業者を手配された場合、弊社での費用負担ができかねる可能性もございます。
異常が見つかった際は、まずは弊社にご相談をお願いいたします。
まとめ
エアコンの試運転は、季節の変わり目に欠かせない大切なメンテナンスです。
快適な住まい環境を守るためにも、ぜひ早めのチェックをおすすめします。
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この記事を書いた人
担当:メンテナンス
氏名:R.Y(イニシャル)
保有資格:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者
入居者様が安心して暮らせる環境を整えるため、日々現場での対応に取り組んでいます。
現場の気づきや季節の注意点など、暮らしに役立つ情報をこれからもお届けしてまいります。